希望の水


転がる石のように
のらりくらりと生きたい
夢だけデカく気は小さく
アフターファイブも接待

彼女とうまくいかない
気の利いた言葉も出ない
まるで掛け違えのボタン
気付かず街を歩く

愚痴をこぼしながら
僕らは水をすくう
その水の味は希望の味
そんなに甘くはなくて
でも嫌いになれない味


昔の憂いな記憶
自信の無さにつながる
小さい器が強がる
そう転がる石のように

肩を落とし嘆き
冗談を飛ばして笑う
その道の先に希望の橋
長く長く続いてる
けどまっすぐ延びてる橋

愚痴をこぼしながら
僕らは水をすくう
その水の味は希望の味
そんなに甘くはなくて
でも嫌いになれない味

愚痴をこぼしながら
僕らは水をすくう
その水の味は希望の味
そんなに甘くはなくて
少し淡くほろ苦くて
たまに酷くしょっぱくて

でも嫌いになれない